うみの実感
遠慮より、「こうしてほしい」を。
日本語では、相手に気をつかって、やわらかくお願いすることが多いですよね。私もそうです。でも、AIに頼むときは「何を、誰に向けて、どんな形で」をはっきり伝えたほうが、ほしい答えに近づきやすいと感じています。AIは言葉を処理するコンピューターなので、人にお願いするときのように遠慮を重ねる必要はありません。
たとえば「もしよければ、いい感じにしていただけると助かります」より、「お客様向けに、300字以内で、日時と場所を入れて書いて」。丁寧な言葉をやめる必要はなく、希望をぼかさないことが私のコツです。
ふわっと頼むともしよければ、いい感じにしていただけると助かります。
希望をはっきりお客様向けに、300字以内で。日時と場所を入れて書いて。
丁寧語を減らせば性能が上がる、という意味ではありません。私が意識しているのは、希望をぼかさないことです。
COPY & TRY
そのまま使える、15のコツ。
最初の4つは、リールのおさらいです。
01
魔法の言葉で、答えを整理する
答えが飛び飛びで、何をすればよいかわからないとき。
コピーして使う
ひとつずつ考えながら、答えて。答えは「結論・主な理由・次にやること」の順で、わかりやすく整理して。
答えを順番に並べてもらうと、理由の抜けや話の飛びを見つけやすくなります。
このひと言だけで、間違いがなくなるわけではありません。答えを見やすくするお願いとして使い、事実を調べたいときは09も組み合わせてください。推論モデルでは「ステップごとに考えて」という追加指示は必須ではありません。
OpenAI|推論モデルへの伝え方 ↗02
10歳の子にもわかるように
説明がむずかしくて、読む手が止まったとき。
コピーして使う
10歳の子にもわかるように説明して。むずかしい言葉には短い説明をつけて、身近なたとえを1つ入れて。大事な条件は省かないで。
たとえだけで終わらず、元の意味も説明してもらうと理解しやすくなります。
03
お手本を見せる
「いい感じに」が伝わらず、何度も書き直すとき。
コピーして使う
下の例の言葉遣い、文の長さ、流れを参考にして、[テーマ]について書いて。例にある名前や数字は、そのまま使わないで。
お手本:
[好きな文章を貼る]
「このやさしい言葉遣いが好き」のように、まねしてほしい点も添えましょう。
OpenAI|プロンプトの書き方 ↗04
ルールは、私が決める
自分の状況を勝手に決められて、話がずれるとき。
コピーして使う
私のことや、何をすればよいかがわからないときは、先に聞いて。答えに必要な質問を3つまでして。事実として確かでないことは、想像で埋めず「未確認」と書いて。
自分の希望は質問で確認。世の中の事実は、情報源で確認。この2つを分けます。
ここからは、作業をラクにするコツ。
05
使う文だけ、まとめてコピーする
メールや投稿文を、余計な説明ごとコピーしてしまうとき。
コピーして使う
私がそのまま使う完成文だけ、ひとつのコードブロックに入れて。見出し、前置き、説明はブロックの外に書いて。
コードブロックは、文をまとめて囲む表示です。コピー用のボタンが出る画面では、必要な文だけコピーできます。
文も入れられます。太字などの見た目は通常の文章と変わるので、投稿前に確認しましょう。
06
遠回しに言わず、希望をはっきり伝える
「できれば」「もしよければ」が増えて、お願いの中身がぼやけるとき。
コピーして使う
この案内文を、初めて来るお客様向けに書き直して。300字以内。日時、場所、持ち物を入れて。やさしい「です・ます」で書いて。
案内文:
[ここに貼る]
OpenAI|推論モデルへの伝え方 ↗07
完成の形を先に決める
答えが長すぎる、または使いたい形にならないとき。
コピーして使う
[作業の手順]を、チェックリストにして。5項目まで、1項目は1文。各行の先頭に「□」をつけて。あいさつと前置きは不要。
文章、表、チェックリスト。使う場面に合わせて形と項目数を決めると、そのまま使いやすくなります。
OpenAI|推論モデルへの伝え方 ↗08
自分の状況を3行で伝える
一般的な答えばかりで、自分には使えないとき。
コピーして使う
私の状況:[一人で小さなお店を運営している]
目的:[Instagramでお店を知ってもらいたい]
使える時間と予算:[1日30分、追加費用なし]
この条件で、今週できることを3つ提案して。
肩書きよりも、今の状況と使える時間が役に立つことがあります。[]の中を自分に合わせて変えてください。
OpenAI|プロンプトの書き方 ↗09
新しい情報は、元のページまで確認する
料金、営業時間、サービスの機能などを調べるとき。
コピーして使う
[調べたいこと]をウェブで調べて。公式ページを優先して、情報の基準日と出典リンクをつけて。確認できなかった点は「未確認」と書いて。
検索を使っても、古い情報や読み違いは残ることがあります。大切な数字や条件はリンク先で確認しましょう。
検索が使えない場合は、公式ページの本文を貼り、その範囲で整理してもらってください。
OpenAI|ChatGPTの検索 ↗仕上がりを、もう一段よくするコツ。
10
3つの案を、同じ条件で比べる
どれを選ぶか決められないとき。
コピーして使う
[やりたいこと]の方法を3つ出して。費用、必要な時間、むずかしさを同じ表で比べて。私の条件は[条件]。いちばん合う案と、その理由も短く教えて。
「おすすめ」だけより、比べる項目を決めたほうが選びやすくなります。
11
ほめるだけでなく、弱い点も聞く
企画を出す前に、見落としを探したいとき。
コピーして使う
この案を、初めて見る人の立場で確認して。伝わりにくい点や、うまくいかない条件があれば、理由と直し方を教えて。問題がない点を無理に悪く言う必要はない。
案:
[ここに貼る]
反対意見は検討の材料です。AIの指摘が正しいかも、自分で確かめてください。
12
思いつくまま話して、あとで整える
書き始められない、頭の中にだけ考えがあるとき。
コピーして使う
これから思いつくまま話すので、重なった内容と口ぐせを整理して。大事な点と私らしい言葉は残して、[投稿文/メール/メモ]にして。話していない事実は足さないで。
内容:
[メモや音声入力した文を貼る]
順番がバラバラでも大丈夫。先に材料を出して、あとから整えてもらいましょう。
13
全部作る前に、1つだけ見る
10本まとめて作ってから、方向が違うと気づくとき。
コピーして使う
[テーマ]の投稿を10本作りたい。まず1本だけ、完成した形で見せて。私が方向を確認するまで、残りは作らないで。
1本目で言葉遣いと長さを合わせると、まとめて直す手間を減らせます。
14
直す場所だけを指定する
一部だけ直したいのに、気に入ったところまで変わるとき。
コピーして使う
最初の1文だけ、もっと親しみやすく変えて。2文目以降と、日付・数字・名前は変えないで。修正後の全文を出して。
元の文:
[ここに貼る]
変えてよい場所と、残す場所をセットで伝えます。大切な数字は修正後も確認しましょう。
15
うまくいったお願いを、次回の型にする
気に入った仕上がりを、次の仕事でも使いたいとき。
コピーして使う
今の仕上がりを次回も目指せるように、再利用できるお願い文を作って。今回の目的、言葉遣い、構成、修正で決めた条件を入れて。毎回変える部分は[テーマ]、[相手]、[文字数]のように示して。
気に入った答えの例も一緒に保存しておくと、次の会話で方向を伝えやすくなります。
同じお願いでも、毎回まったく同じ結果になるとは限りません。